開催記録
(以下、新聞記事より抜粋)
東京大学大学院工学系研究科附属水環境制御研究センターのシンポジウム・設立記念式典・祝賀会が開催される
去る9月25日(月)に、東京大学山上会館にて東京大学大学院工学系研究科附属水環境制御研究センターのシンポジウム・設立記念式典・祝賀会が開催された。全国から産学官の研究者ら約130名の出席があった。水環境制御研究センターは工学系研究科の附属研究組織として、本年4月1日に設立されており、このたびその設立を記念しシンポジウムなどを開催したものである。
シンポジウムでは、大垣眞一郎センター長による設立趣旨の紹介に続き、「水環境への人類生態学のアプローチ」(大塚柳太郎東京大学医学部教授)、「水環境問題をめぐる最近の課題と新センターへの期待」(松尾友矩東洋大学教授)、「バイオレメディエーション技術を用いる地下水汚染・土壌修復の現状と課題」(矢木修身センター教授)、の三名の講演があった。記念式典では、矢木修身教授の開式の辞、大垣眞一郎センター長の式辞に続き、小宮山宏東京大学大学院工学系研究科長が、新しい本センターの発展に広くご支援いただきたい旨の挨拶を述べた。続いて、来賓を代表して鈴木昭憲秋田県立大学長(元東京大学副学長)から、水環境の学術の構築に多い貢献することを期待する旨の祝辞をいただいた。
シンポジウム・設立記念式典の後に祝賀会が行われた。祝賀会では、大垣眞一郎センター長の挨拶に続き、蓮實重彦東京大学総長、河村潤子文部省学術国際局研究助成課長から祝辞をいただいた。センター設立に尽力された学内外の100余名に及ぶ方々と共にセンター設立を祝い、盛会のうちに閉会した。
水環境制御研究センターでは、先端的水環境制御技術の開発研究を、微生物の機能を利用した技術を中心に進め、また、微生物生態学などの基礎科学と水処理工学などの実学の融合・連携から新たな技術体系を構築することを目指す。今後もこうしたシンポジウムを継続して開催する予定である。
■期日:2000年9月25日(月)14:00-19:00
■主催:東京大学大学院工学系研究科附属水環境制御研究センター
■会場:東京大学山上会館
■問合せ先:sec-recwet @env.t.u-tokyo.ac.jp、Tel 03-5841-7445 (栗栖、青木)
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プログラム
開会の辞 大垣眞一郎 水環境制御研究センター長
講演 大塚柳太郎 医学部教授
「水環境への人類生態学のアプローチ ―バングラデシュの地下水の砒素汚染を中心に―」
講演 松尾友矩 東洋大学工学部教授・東京大学名誉教授
「水環境問題をめぐる最近の課題と新センターへの期待」
講演 矢木修身 水環境制御研究センター教授
「バイオレメディエーション技術を用いる汚染地下水・土壌修復の現状と課題」
記念式典:
式辞 大垣眞一郎 水環境制御研究センター長
挨拶 小宮山宏 工学系研究科長
祝辞 鈴木昭憲 秋田県立大学長
祝賀会