小規模水供給システム研究会

 高齢化及び人口減少等により、全国において水道及び飲料水供給施設等(以下、水供給システム)を維持することが困難となりつつあります。厚生労働科学研究「小規模水供給システムの持続可能な維持管理に関する統合的研究」(20LA1005、R2~R4予定)においては、水供給維持困難地域を含む地域において衛生的な水を持続的に供給可能とするための具体的検討を実施すべく、1)水源や人口、地理状況等の水供給システムの実態を踏まえた維持管理手法に関する検討、2)維持管理の簡便な処理方法などの技術的な検討、及び3)住民・民間等との連携、行政の支援体制、そして4)各団体の考える課題を共有し、将来的に運営体制の強化等につなげるための情報共有方法に関する検討を行っています。
 これらの課題に統合的に取り組み、関係者らや住民との連携による維持の可能性も含めた小規模水供給システムの維持管理に関する情報共有の方向性を検討するため、研究会を開催いたします。

1.日 時 令和2年6月24日(水)13:30~17:00
2.主 催 国立保健医療科学院生活環境研究部(NIPH)
東京大学大学院工学系研究科 附属水環境工学研究センター(RECWET)
3.場 所 zoomによる開催
4.プログラム (イベント終了後より発表ファイルを順次アップしております)
13:30~ 趣旨説明(国立保健医療科学院 浅見真理)・参加者紹介
13:40~ 小規模水道の課題への対応について
(厚生労働省水道課 水道指導室長 日置潤一)
13:50~ 水道事業の課題と展望(持続的経営の確保)
(総務省自治財政局 公営企業課長 山越伸子)
 資料:特定地域づくり事業協同組合制度リーフレット
14:10~質 疑
14:20~ 住民との連携に関する検討(京都大学大学院工学研究科 伊藤禎彦・堀さやか)
14:30~ 小規模水供給システムの維持管理と住民協働(鳥取大学 増田貴則・堤晴彩)
14:40~ 北海道における住民との連携事例
((地独)北海道立総合研究機構 建築研究本部 牛島健)
14:50~質 疑
15:00~休 憩
15:10~ 小規模分散型の水供給・処理サービス技術の開発・可能性検証
(山梨大学 西田継、石平博、遠山忠、伊藤友里)
15:40~ 河内長野市での取り組み ー持続可能な水アクセスのあり方研究会ー
(河内長野市上下水道部 経営総務課長 奥野聡文)
兵庫県豊岡市・養父市における小規模水道システムの効率的な維持管理に関する研究
(神戸大学 鍬田泰子、積水化学工業 鈴木剛史、積水アクアシステム 坂口功)
16:00~ 小規模水供給システムのご提案 ー小規模集落での取組事例ー
(三菱ケミカルアクア・ソリュ-ションズ株式会社
 新規事業開発部担当部長 浦幸久)
16:20~ 討 議(特に、効果的な情報共有のあり方、制度的な改善方策、可能であれば今後の研究会としての継続について意見交換)
17:00閉 会
↓ 討議の様子(クリックで拡大表示)。124名もの方にご参加頂きありがとうございました!
お問合せ・ご連絡先(シンポジウム開催前の情報):
  東京大学大学院工学系研究科 附属水環境工学研究センター事務局
  sec-recwet[at]env.t.u-tokyo.ac.jp([at]@に変えて送信下さい)