センター概要

パンフレット
(2024年5月版)
年報2021-2022年度版

本水環境工学研究センターは、2000年4月に「水環境制御研究センター」として設立以来、持続可能な水環境の実現という社会的課題に応えるため、微生物生態学などの基礎科学と水処理工学などの実学の融合・連携に基づく様々なアプローチで先端的水環境制御技術の開発研究を進めてきました。
2019年7月に、より幅広い分野の学内の水関連研究者との連携による研究教育推進体制の強化・拡充のため、水質制御技術・素材 部門、水システム管理 部門、国際水環境 部門の3部門体制となり、現センターへと改組いたしました。化学生命工学や社会基盤学を背景に持つ研究者との連携により、分野を超えた研究、教育活動を推進してきており、またアジアを中心に水分野の国際協力、人材育成、国際会議の開催などの活動も展開してきています。
また、2024年3月に設置された国際下水疫学 講座では、産学連携による開発技術の社会実装を目指して活動を進めております。
水環境工学研究の研究ハブを目指して、各種シンポジウムなどの開催をより活発に進めてまいります。是非お立ち寄りください。

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2025/01/28
[連携イベント] 水圏サイエンスセミナー#22(Qian Yao)

本センターも連携して共催している Hydrosphere Science Seminar の第22回目では、2月17日(月) 15:00よりQian Yao(PhD student, 華東師範大学/本学)が講演します。ぜひ奮ってご参加ください。参加登録はこちら

2025/01/24
[研究業績] 下水疫学情報による新型コロナへの市民の認知・反応に関する論文(北島特任教授)

北島正章特任教授(国際下水疫学)らによる、下水疫学情報の提供による新型コロナへの市民の認知・反応に関する論文がIJDRR誌よりオンライン発行されました。

Michio Murakami, Shuhei Nomura, Hiroki Ando, Masaaki Kitajima (2025) Perceptions and responses to COVID-19 through wastewater surveillance information and online search behavior: A randomized controlled trial, International Journal of Disaster Risk Reduction, 118, 105224.
https://doi.org/10.1016/j.ijdrr.2025.105224
2025/01/16
[研究業績] SEAWE-14で口頭発表賞を受賞(滝沢教授、橋本准教授) 第14回東南アジア水環境国際シンポジウム(SEAWE-14, 2024年12月3-5日@クアラルンプール)にて、滝沢智教授(国際水環境部門)と橋本崇史准教授(水質制御技術・素材部門)が指導教員であるYan Tung LOさん(D1)がBest Oral Presentation Awardを受賞しました。
工学系研究科(詳細)・都市工学専攻 のHPに掲載いただきましたのでぜひご欄ください。
2025/01/16
[イベント] 水道技術ワークショップ(春日特任准教授) 春日郁朗准教授(先端科学技術研究センター/都市工学専攻/RECWET国際下水疫学)が中心となり、水道技術ワークショップを東京大学で開催しました。特に、上向流式生物接触ろ過(U-BCF)という生物ろ過の実務的な運用方法や課題をテーマとしました。
詳細は こちら をご覧ください。
   
2025/01/06
[研究業績] 東京オリパラ下水とコロナ症例に関する論文発行(北島特任教授・片山教授)

北島正章特任教授(国際下水疫学)、片山浩之教授(水質制御技術・素材/国際下水疫学)らによる、東京2020オリンピック・パラリンピック選手村での下水中新型コロナウイルス濃度と症例の定量的関連性に関する論文がSci. Total Environ.誌より発行されました。

Masaaki Kitajima, Michio Murakami, Hiroki Ando, Syun-suke Kadoya, Ryo Iwamoto, Tomohiro Kuroita, Kiyoshi Yamaguchi, Hiroyuki Kobayashi, Satoshi Okabe, Hiroyuki Katayama, Seiya Imoto (2025) Quantitative association of SARS-CoV-2 in wastewater and clinically confirmed cases in different areas of the Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Village, Science of The Total Environment, 960, 178209.
https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2024.178209