シンポジウム「膜ろ過技術の最先端と世界の水問題解決への貢献」
当日のレポート・写真は こちら をご覧ください。膜ろ過技術が浄水処理に応用されるようになって以来、製膜技術の進歩による処理性能の向上、また膜ろ過施設の運転、維持・管理技術の蓄積により、現在、国内外で多くの膜ろ過浄水施設が稼働するようになりました。今や膜ろ過技術は安全で安心な水供給を支える不可欠な浄水処理技術となっています。
一方で、気候変動による原水水質の変化や、人口減少による小規模水供給システムの重要性の高まり、また水資源が限られる地域における海水淡水化や再生水への需要の高まりなど、膜ろ過技術への期待は広範であり、さらなる発展が求められています。
本シンポジウムでは、ろ過膜開発分野における最先端の研究、海水淡水化の進展と将来展望、またヨーロッパにおける水戦略と革新的な膜ろ過技術に関する講演を通じて、国内外の水問題解決に向けた膜ろ過技術の役割と課題、そして将来像について共有することで、今後の技術開発に繋がるような情報交換、意見交換の場となることを期待しております。これからの膜ろ過技術に関心のある方の参加をお待ちしております。
日 時 : | 2023年8月9日(水) 13:00-17:00(12:30受付開始) |
場 所 : | 東京大学本郷キャンパス 工学部14号館1階 141教室(定員120名) |
主 催 : | 東京大学大学院工学系研究科附属 水環境工学研究センター |
開催方式: | 現地にて対面参加(50名まで)およびオンライン方式併用 |
申込方法: | こちらの フォーム よりお申込みください |
プログラム | |
13:00 - 13:10 | 開会挨拶 水環境工学研究センター センター長 滝沢 智 |
13:10 - 14:00 | 「神戸大学先端膜工学研究センターにおける水処理膜及び有機溶剤分離膜の研究開発動向」 神戸大学 先端膜工学研究センター長 教授 松山秀人 |
14:00 - 14:50 | 「自己組織化ナノ構造水処理膜の開発」 東京大学大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 教授 加藤隆史 |
14:50 - 15:10 | 休 憩 |
15:10 - 16:00 | 「逆浸透法による海水淡水化の回顧と今後の展望」 東レ株式会社 水処理本部 顧問 栗原 優 |
16:00 - 16:50 | 「ヨーロッパの水戦略における先端膜ろ過処理と革新的膜技術の役割」 “The role of advanced membrane treatment and innovative membrane technologies within the European water strategy”(英語による講演) トリノ工科大学准教授・東京カレッジ客員准教授 Alberto Tiraferri |
16:50 - 17:00 | 閉会挨拶 水環境工学研究センター 副センター長 加藤隆史 |
お問い合わせ
東京大学大学院工学系研究科附属 水環境工学研究センター事務局
e-mail:sec-recwet [at] env.t.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えて送信下さい)