研究現況


都市における雨天時汚濁流出と水循環の評価

都市水環境の多角的評価

生物学的水処理プロセスにおける微生物群集と機能の解析

揮発性有機化合物による水環境及び土壌環境汚染のバイオレメディエーション


都市における雨天時汚濁流出と水循環の評価

 雨天時汚濁流出には、道路交通等に由来するノンポイント汚濁負荷、合流式下水道の雨天時越流水(CSO)、初期流出(ファーストフラッシュ)などが挙げられます。重金属・多環芳香族炭化水素類(PAH)などの有害微量汚染物質の汚濁負荷や、病原微生物を考慮し、問題の機構とリスクを定量的に評価することにより、汚濁流出の適正管理を図ることを目的としています。また、雨水浸透の促進による健全な水循環の構築を目指しています。

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都市水環境の多角的評価

 都市における水環境と水循環には多様な側面があり、それらを評価し、あるべき姿を論じるためには河川・湖沼・底泥などの幅広いフィールドを対象とし、かつ多角的なアプローチが求められます。特に、環境中における汚染物質の生態への影響に着目し、重金属や多環芳香族による生態毒性、有機物と底生動物群集に着目した河川生態系などに関する研究に取り組んでいます。そのため重金属の存在形態や、汚染物質の生物利用性に基づく解析を行っています。

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生物学的水処理プロセスにおける微生物群集と機能の解析

 生物学的水処理プロセスは多様な微生物種により非常に複雑に構成されています。このようなプロセスを詳細に解析し、理論的な運転管理体系を構築するための研究を行っています。活性汚泥法など廃水処理法や、高度浄水処理に用いられている生物活性炭の細菌に注目し、運転条件と細菌種の関係を明確にし、各種処理プロセスにおける分解微生物の機能解明に取り組んでいます。

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揮発性有機化合物による水環境及び土壌環境汚染のバイオレメディエーション

 特に日本において問題となっているトリクロロエチレンなどの有機塩素化合物と、石油成分の中で唯一環境基準が設定されているベンゼンの分解について取り組んでいます。これらの物質を嫌気的に分解する微生物の性質を調べ、分解活性を向上できるメカニズムを解明し、分解能力を向上させる方法について開発することを目指しています。

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