国際下水疫学講座

東京大学大学院工学系研究科 附属水環境工学研究センター 国際下水疫学講座

企業からの出資による「社会連携講座」として、新しい学問分野の「下水疫学」を開拓しています。

下水中のウイルス等の病原体を検出することにより感染流行状況を把握し、
公衆衛生の向上に繋げる「下水疫学」を通じ、感染症に強い社会の構築に貢献していきます。

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お知らせ

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2024/12/06
[研究業績] 第14回 東南アジア水環境国際シンポジウム(SEAWE-14)での口頭発表(北島特任教授2件・Liu特任助教・Angga JSPS外国人特別研究員)NEW

国際下水疫学講座のメンバーが 第14回 東南アジア水環境国際シンポジウム(SEAWE-14)(12月3-5日、Wyndham Grand Bangsar Kuala Lumpur, Kuala Lumpur, Malaysia)で下記の口頭発表を行いました。

● H. Ando, S. Okabe, M. Kitajima: "Treatment reduction of SARS-CoV-2 and gastroenteritis viruses in municipal wastewater treatment revealed by the EPISENS-M method"(北島特任教授がポスター発表者)
V. D. Canh, M. Liu, H. Katayama, M. Kitajima, et al.: "Wastewater Surveillance of Human Bocavirus and Streptococcus Pneumoniae in Japan"(北島特任教授がポスター発表者)
M. Liu, I. Kasuga, H. Katayama, M. Kitajima: "Monitoring antimicrobial resistance genes in Japan using wastewater-based epidemiology: from Pre- to Post- COVID-19"(Dr. Liuがポスター発表者)
M. S. Angga, M. Kitajima, E. Haramoto, et al.: "Future Research Prospect of Wastewater-based Epidemiology in Indonesia : Identification of Pathogenic Bacteria at Wastewater Treatment Plant in Bandung City"(Dr. Anggaがポスター発表者)

2024/11/28
[研究業績] 下水疫学調査の制度化について読売新聞社に取材協力(北島特任教授)NEW

北島正章特任教授が取材に協力した下水疫学調査に関する記事が、読売新聞 に掲載されました。現在13都県17か所の下水処理場で実施。厚生労働省は2025年度、調査地点を拡大し、今年度の1.4億円から25年度の概算要求では1.7倍となる2.4億円を計上。

下水の新型コロナウイルス調査、予算1・7倍要求で範囲拡大…1週間後の流行を予測

2024/11/27
[受賞] 北島正章特任教授が Highly Cited Researchers 2024 に選出(北島特任教授)NEW

Clarivate Analytics 社が2024年の Highly Cited Researchers(高被引用論文著者)を発表し、北島正章特任教授が選ばれました。Highly Cited Researchers は過去10年間の各年および研究分野において被引用数上位1%に準ずる論文を複数発表された研究者を対象として選出しており、非常に卓越した業績を持つ限られた研究者のみが選出されます。世界の科学を牽引する科学者のリストとして、毎年発表が注目されております。

詳細は 工学系研究科HP よりぜひご覧ください。


2024/11/20
[研究業績] 国際下水疫学講座設立をIWAニュースレターに寄稿(北島特任教授)NEW IWAのSpecialist Groupsの1つ、Health-Related Water Microbiology (HRWM group) の Newsletter6月号 に、北島正章特任教授と片山浩之特任教授が主となり国際下水疫学講座が設立された旨を掲載いただきました。

2024/11/19
[研究業績] ベトナムにおいて、下水処理場の代替として河川水を対象とする下水疫学調査の有効性を評価した論文発行(北島特任教授・Angga研究員)

山梨大学、ベトナム・フェニカ大学、東大(北島正章特任教授とAngga研究員ほか)、ハノイ公衆衛生大学による共同研究で、下水処理普及率が低いベトナム・ハノイにおいて、河川水中の新型コロナウイルスを2年間にわたって測定し、下水処理場の代替として河川水を対象とする下水疫学調査の有効性を評価した論文が「Science of the Total Environment」に掲載されました。

Siri, Y., Malla, B., Thao, L. T., Angga, M.S., ... Kitajima, M., ... & Haramoto, E. (2024). Assessment of environmental factors influencing SARS-CoV-2 in Vietnam's surface water across two years of clinical data. Science of The Total Environment, 957, 177449.
https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2024.177449

2024/11/16
[講演・発表ほか] 第61回環境工学研究フォーラム開催(北島特任教授)

第61回環境工学研究フォーラム(土木学会・環境工学委員会主催)が11月26〜28日に新潟で開催されます。プログラム(PDF)

口頭発表では、北島正章特任教授が審査付き論文の発表を行います。中祖惟月・羽深 昭・北島正章・木村克輝「処理水に適した低濃度版EPISENS-M法の開発およびMBRによるウイルス除去性能の評価」


2024/11/14
[研究業績] 構造的トピックモデルで下水疫学研究を解析した論文発行(北島特任教授)

北島正章特任教授らは、構造的トピックモデルを用いてさまざまな研究分野における下水疫学に関わるトピックを概観し、その特徴を解明した論文をResults in Chemistry誌で発表しました。

Michio Murakami, Yoshitaka Nishikawa, Masaaki Kitajima (2024) Analysis of research fields involving wastewater-based epidemiology and interdisciplinary spillovers using a structural topic model, Results in Chemistry, 12, 101897. https://doi.org/10.1016/j.rechem.2024.101897

2024/11/05
[研究業績] 新型コロナウイルス感染症 Up-to-date 25(北島特任教授)

北島正章特任教授他による総説が、1955年発行の医学と公衆衛生に関する学術情報誌「モダンメディア」9月号に掲載、一般公開(PDF)されました。

安藤宏紀、北島正章 (2024) 下水疫学調査による新型コロナウイルスの感染動向把握, モダンメディア, 70(9), pp.292-301.

2024/10/30
[研究業績] 韓国の上下水道に関する会議で招待講演(北島特任教授)

Korea Society of Water and Wastewaterによる会議において、北島正章特任教授が下記の招待講演を行いました。

Masaaki Kitajima. Technology Development and Social Implementation of Wastewater-based Epidemiology in Japan. Korean Society of Water and Wastewater (KSWW) Conference, Jeju, South Korea, Oct. 30, 2024.

2024/10/26
[研究業績] 中国・青島にて2件の講演(片山教授・LIU特任助教)

片山浩之特任教授とLIU Miaomiao特任助教は、10月25~28日にかけて中国生態学会微生物生態専門委員会の2024年学術年次総会に参加しました。片山教授は基調講演を、LIU特任助教は様々な研究者との情報交換・交流をそれぞれ行いました。(共同主催した山東大学のニュースも合わせてご欄ください)
また二人は山東大学環境理工学部に招待されて学術討議に参加し、片山教授は招待講演を行いました。

講演タイトル:
Wastewater-based Epidemiology: Experience in Japan (Hiroyuki Katayama and Masaaki Kitajima)